大会概要
DJIが主催する世界最高レベルのエンターテイメントロボットバトル、RoboMaster。(通称:ロボマス)
中国・深センで開催されるこの大会、世界中の何百万人もの視聴者がオンラインで観戦する中、参加チームは自ら設計したロボットで熱戦を繰り広げます。
そして来る2019年8月、FUKUOKA NIWAKAが昨年(2018年)に引き続きロボット大国日本の名を背負い、RoboMasterに参戦します。
ルール
RoboMasterはロボット同士による「弾」の撃ち合い。攻撃ロボットやサポートロボットを駆使して自チームの基地を守りつつ、相手の基地ロボットを討ちに行くバトルです。オペレーターは、直接バトル・ステージを目視で確認することはできません。全てロボットと空中ロボットから送られる映像を頼りに操縦をします。
FUKUOKANIWAKAのYoutube公式チャンネルでもルールの解説をしているので是非チェックしてみてください!
実際のオペレーター室です。一人称視点でのPCからロボットの操縦を行います。
5種類のロボットを駆使して、相手の基地ロボットのHPを0にした方が勝利となります。RoboMasterは最先端技術とeスポーツの持つエンターテイメント性が融合した世界最高峰のロボットバトルです!
フィールド
- 赤と青の2チームに分かれ、始動エリアからゲーム開始
- エンジニアは、フィールドの中央にある資源島から弾を補給、ヒーローへ受け渡します
- 歩兵は、自軍にある補給センターに弾を取りに行き素早く最前線へ合流します
- 基地にダメージを与えるためには、哨兵を倒さなければなりません
- エンジニアは、傷ついた味方のロボットを回復エリアに運んだり、ボールを補給したり様々な役割をこなします
RoboMasterの基本戦略
最初に相手ロボットを1台倒すことがバトルを優位に進める為の最優先事項なのでボールの補給を素早く行うことが重要です。RM2018では、エンジニアとヒーローがボールの補給が可能でしたが、RM2019ではルールの変更がありエンジニアロボットのみがボールの補給を行い、ヒーロにボールを受け渡すというルールになっています。
エンジニアロボットは、ボールの補給を行ったり相手を妨害したり傷ついた仲間を復活させたりと役割が沢山ある重要なロボットです。RM2019では、ヒーローが打つ弾の補給がエンジニアしか出来ないので、エンジニアを倒されてしまうとヒーローが弾を補給することが不可能になります。歩兵やヒーローは相手を攻撃しつつ味方のエンジニアのサポートをしたり援護に回る事も重要になります。
ファーストブラッド…先に1台ロボットを倒すと、5ポイントの経験値がもらえます。(レベルアップすると射撃が多くなる)RM2019では、ファーストブラッドをしても哨兵の動きを止めることは出来ません。基地前に置かれたレールの上を全自動で動く哨兵を倒さない限り基地のバリアが開放されません。全自動で動く哨兵をいかにオペレーターの腕とチームワークで撃墜できるかが鍵となります。
バリアを解除された基地ロボットは、試合中にバリアを復活することができません。一度バリアを解除されると大ピンチor大チャンスです!
ロボットの種類
ヒーローロボット | 地上ロボットで唯一42mm弾(ダメージ量500の弾)を打てる攻撃の要です。すべてのロボットに攻撃可能で相手基地ロボットを撃破する為には不可欠な存在です。敵味方共にヒーローロボットを倒されると一気に窮地に落とされます。 |
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歩兵ロボット | 1チーム3機まで出撃できるロボット。動きが早く小回りがいいので相手のヒーローロボットの妨害やボーナスチャレンジなど、役割は多岐に及びます。大会上位勢になればなるほど、歩兵の連携が重要になり、各チーム戦略が違うので見どころのひとつでもあります! |
エンジニアロボット | 30秒間ダメージを受けなければ、毎秒1%自身のHPを回復する事ができる。フィールド中央の資源島でヒーローロボットが使用する攻撃力の高い42mm弾を補充し、ヒーローロボットにボールを渡す重要な存在!戦闘不能になった味方ロボットを回復エリアに運ぶ役も担います! |
哨兵ロボット | 哨兵レールに沿い、全自動で動き相手のロボットを射撃します。哨兵ロボットは、哨兵レールの軌道上のみで移動ができます。哨兵ロボットは試合中に回復することはできず、戦闘不能になると基地のバリアが無くなり、多方面から基地が攻撃される状態になります。(ヒーローロボットと同様、倒されると窮地に落とされます) |
空中ロボット | フィールド内の上空から狙撃できるロボットで、相手は空中ロボットを攻撃することができません。飛行を担当するオペレーターと攻撃するオペレーターの二人で操作します。フィールド内の動きをオペレーター全員に伝えることが出来ます。 |
ダメージ
ロボマスターの委員会から提供されたジャッジシステムでHP数値、射撃ガンの速度を記録します。
赤色の枠の装甲モジュールに弾が当たると、黄色の枠のメインモジュールのHPゲージが減っていきます。
42mm弾ダメージ量は100 | 42mm弾を使えるロボットは、ヒーローのみ |
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17mm弾ダメージ量:10 | 17mm弾を使えるロボットは、ヒーロー・空中・歩兵・哨兵 |
- 戦術で例えると…
- 歩兵ロボット(最大300HP)を最短で倒すためには、ヒーロロボットが42mm弾(ダメージ100)を3発当てる事
- ヒーローロボット(最大700HP)を最短で倒すためには、ヒーロロボットが42mm弾(ダメージ100)を7発当てる事
ボーナスチャレンジ
2019年版のボーナスパネルは風車の形をしていて、フィールド中央に設置されています。
全7分の試合時間の内、前半4分は作動せず、後半3分になると一定の速度で回転。5枚のパネルで構成されていて、LEDライトが点いた順番にミスなくボールを当てるとチームのロボットの攻撃力が2倍になります。
但し、ボーナスパネルのLEDをアクティブにするには条件があります。フィールド内頂上の一角にあるRの部分にロボットを移動させ、3秒程度離れずに機体を認識させなければいけません。またパネルへの狙撃もこの位置から離れずに行わなければいけません。
画像認識や機械学習、自動照準など先端技術を用いたハイレベルな戦いもRoboMasterの魅力です。